湖南三山(善水寺・長寿寺・常楽寺)の紅葉



平成24年11月27日(火)

湖南三山
に行って来ました


え! 湖南三山ですか? 湖東三山でしょう
と言われそうな気がします。


湖東三山に負けず劣らず紅葉が美しいと聞き
是非一度行こうと思い出かけてみました。

湖南三山とは、滋賀県湖南市にある天台宗の古刹
「岩根山 善水寺」「阿星山 長寿寺」「阿星山 常楽寺」を指します。


三山それぞれに趣があり、美しい紅葉を楽しむことが出来ました。




岩根山 善水寺

  善水寺(ぜんすいじ)
 和銅年間(708〜715)に元明天皇の勅命により鎮護国家の道場として当初「和銅寺」として草創されました。 後に、今日の都で第50代桓武天皇(737-806、在位781-806)御病の際、当寺の池水をもって薬師仏の宝前にて病気平癒の鬼頭を修し、 満行なってこの霊水を天皇に献上されたところ、御病忽ち平癒されました。この縁によって「善水寺」の寺号を賜りました。 境内の一角には、このご霊水が利用できる清浄処が設けられています。国宝である本堂内には、 本尊である薬師如来は秘仏のため厨子内にあり拝観できませんが、梵天・帝釈天や四天王立像をはじめとする重文の仏像が何体も 鎮座しており、各種御利益を感じさせます。














































阿星山 長寿寺

長寿寺(ちょうじゅじ)
 第45代聖武天皇(701-756)、在位(724-749)の天平年間(729〜748)に建立された勅願寺で、現在国宝に指定されています。 その昔、聖武天皇は子女に恵まれなかったが、この地で祈願してもらった結果、皇女に恵まれました。 そのため、皇女の長寿を願い、長寿寺という寺号を送ったことが起源です。  国宝である本堂内には、本尊の「子安地蔵尊」(国宝)が安置されていますが、秘仏のため、ご開帳は50年に一度だけです。 今年がその年にあたり、11月16日〜25日がその期間です。 他に、重文として「阿弥陀如来座像」「釈迦如来座像」「文六阿弥陀如来座像」、県指定の文化財も数多く拝観できます。








































阿星山 常楽寺

常楽寺(じょうらくじ)
 和銅年間(708〜715)に第43代女帝である元明天皇(661-721、在位707-715)の勅命により開基された寺で、平安〜鎌倉時代には、 皇室の帰依を受けて寺運は隆盛しました。延暦年間(782〜805)に天台宗になりました。 延文5(1360)年、火災で一度全焼していますが、同年再興されています。本堂は、明治31(1898)年国宝に指定されました。 重文として、風神・雷神二十八部衆・平安時代作の釈迦如来を持ち、見ごたえのある仏像群を拝観することができます。 境内には、国宝に指定されている室町時代に造られた三重塔もそびえたっています。




























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